キラキラ号に乗って🚌パァ~トⅡ

キラキラ号に乗って🚌パァ~トⅡ

7月15日にお姉から
おばあやんがウチの中で転んで入院して手術をするのだと連絡がありました。

痛かっただろうにとかわいそうな気持ちになったのと同時に
歩けないとなると寝たきりになるんだろなぁ
老化が進むんだろなぁと世間で言われている事が頭を過りました。

そこで父さんは手術をしたい。
でもいつもお世話になっている主治医の先生は
心臓がかなり弱っているので手術に耐えられないから止めてほしい。
それでも父さんは痛みを取ってあげたかったんでしょうね。
手術をする方向でいきたかったみたいです。

7月19日
父さんから電話がありました。
「おい!父さんだあ~。あのな~あのなあ~。。。おばあやんがなあ~。おばあやんがなあ。おいっ!ダイジョブだあがあオメエ」って言うので
えぇ?っΣ(゚Θ゚)と思ってあたしは父さんは何を話すのかなぁと思って
コトバの合間合間に「うん。うん」と言ってたんだけどね
それでダイジョブがオメエって言われても
コッチのセリフなんだけどね。
それでやっとこさっと「おばあやんが危ねえぞぉー。危篤だあーはあーあ。」
コレがなかなか言い出せなかったんだね。
ソレを聞いてあたしは「えーえーえー」と言うばかりで
信じられない気持ちと何を言っていいのか困惑していると
「まあいますぐすぐではねえどもな。こないだ合ったあべーりだども。まあー来て顔見どげ。なっ」
さあーて大変です。
お姉にはとっくに連絡は行ってると思うんだケド
電話が来たことを話して自分の気持ちを落ち着かせたい。
それだけじゃなくこの日は内職の新しいお仕事をもらったばかりでまだ手を付けてなくて
会社に電話しなくちゃいけない。
電話がニガテなあたしは案の定
泣きそうになりながら話してお仕事のキャンセルをして送り返したのでした。
その後はキラキラ号のチェックです。
2回目だから間違えるハズないのに慌て過ぎたあたしは
片道を予約したつもりがダブって予約をしたらしく
支払をした後に気づいてひとつをキャンセルしました。
戻った金額は片道の半額。イタタタタタ
バスの時間まで余裕があったので今日
出発できることをお姉と実家とムギー君に伝え
ボストンバッグに必要なものを詰め込みさあ出ましょうと玄関に行ったところ
おばあやんが亡くなったとお姉から連絡がありました。
それで急きょ
バスの時間も押し迫っているのにぎゅうぎゅう詰めのボストンバッグを開けて
喪服を詰め込みました。
その間お姉から連絡があってソレをとったりしながらしてたら
今度はスマホがなーーーい!!と探して探してボストンバッグを開けたらその中にあって
かなり慌てふためいたケドちゃんとバスの時間に間に合いました。
やっぱり10分前行動がよかったんだと思う。
ウチの近くのバス停に行く時にあたしは
7分~10分前にバス停に行くんです。
歩くの遅いからなんだけどね。
この日は走ったよ。


20日の06:00盛岡到着。
お姉は先に来てあたしの到着を待っていてくれました。
お姉の車で実家へGO!です。
実家へ着くと外に父さんが居るのが見えました。
あたし達に気づくと「会館へ行くぞ」と言われて
父さんの車の後ろを付いていきました。
お母ちゃんの時は自分たちで葬儀やなんかをやって大変だったケド
今は葬儀屋さんの会館にお世話になるのが主流だと
考えの古い父さんを誰かが説得してくれたんでしょうね。

会館に入ると
おばあやんがお布団で寝ていました。
ホントに寝ているようです。
一緒に寝てた時の寝顔そのまんまです。
起きてぇと声かけたら起きてきそうな色白で柔らかい寝顔です。
ココにお通夜まで居させていただくのでお泊りしました。
ベッドルームもあって
シャワールームに大きなお風呂があってとってもキレイなので
何しに来たっけ?と思うほどでした。
ベッドルームで寝てみたい気もしたケド
あたしはおばあやんが寝ている側にお布団を敷いて寝ました。


まだ数えるくらいですけど何度かお通夜から葬儀に立ち会った事があるのですが
湯灌(ゆかん)を見たのは初めてです。
ゆかんとは納棺をする前に身体を清める儀式。
お母ちゃんの時はお化粧を病院でしてくれました。
旅立つ衣装も病院で?
納棺はいつやったのかなぁ?
家で忙しくしていて落ち着いた時に神棚がある部屋に行ったら
もう納棺されていました。
ウチに帰ってから「ゆかんは必要なのか?」という記事を見たのですが
あたしは必要だな。やってよかったなと思いました。
シャンプーをして
髭を剃って(顎に長いのがあったからよかったね)
身体にシャワーをかけて(足先から首まで大きなタオルをかけているので裸は見えません)
これらをやっている様子を見ると
自分たちがしている事を
寝ているおばあやんにやっているようにしか見えません。
でもおばあやんは目を覚まさない。
寂しくて悲しくて涙が止まらないケド
あたしはちゃんと見届けようと思いました。
顔に目をやると泣いてしまう。
でも顔を見て覚えておきたい。
顔をキレイにした仕上げに家族がタオルで顔を拭いてあげました。
「どなたか」と言われてあたしが一番近かったので
隣に居たお兄も拭いてあげていました。
引っ込み思案なのですが
この時は大勢の人が見ている前にでるのに
やってあげたい。やりたいとココロが動きました。
おばあやんは顎髭がよく伸びる人だったので
「抜いでけろぉ」と言われるとあたしがソレを抜いてやったもんです。
毛穴から毛が離れるのを目を閉じて待ってる様子がおもしろかったです。
「えいっ!」と抜いてやると「いでっ!!」という顔が病みつきでした。

ゆかんが終わった後は旅立つ衣装に着替えるので
あたしたちは別の部屋に移動しました。
こうやって事を進めていって後戻りできないんだなお別れするんだなと寂しい気持ちが募ります。
着替えが完了するまでの間。
この会館では
六文銭が描かれた紙の他に家族や親族からお小遣いをあげられると言うので
白い紙にひとりづつが
「いくらあげようかなぁ」「小銭も必要だね」と言って
10万円を描いた人が居たり
100万円を描いた人が居たり
10円玉の⑩を紙いっぱいに描いてくれた人もいました。
おばあやんは大正8年8月8日産まれなので
あたしは10,888と描きました。
さっきまで泣いてたのにね
おばあやんを想ってみんなでどうしよっかあーしよっかって
考えている時間が楽しかったです。
この他にも蓋をした棺桶の上にかける帯のような布の裏に
おばあやんへのメッセージも書きました。
あたしは「おばあやんありがとう🐰」とうさぎの顔も描きました。
やまちゃんとぴょんたんを田舎に連れて行った事があるんです。
ぴょんたんのお耳が垂れてるうさちゃんを初めて見て
「こんなのも居るんだねぇ」って関心していました。
この頃は心臓は弱かったケドしっかりしてたなぁ。
父さんは最後の最後までおばあやんへのメッセージを
「なにって書ぐがなぁ。オメンどぉよぐ思いつぐがなぁ」って悩んでいるので
あたしが「お疲れ様です。でいいんじゃない?」と言ったら
叔母さんが「ぶはっ!いいこと言った」と笑っていました。
そのあと付け加えて「怒ってすいません。って書いたらいいよ」って言ったら
ニヤニヤしていました。
ホント怒りつけておばあやんかわいそうだったんです。

旅立つ衣装の着替えが完了したので
みんなおばあやんが眠っている場所へ移動しました。
お化粧をするというのでまずフェイスマスクをされていました。
その後におばあやんが生前お化粧はどんなのを使っていたか聞かれた時
『あっあたしわからないぞぉ』っと思っていたら
次女にあたる叔母さんが「マダムジュジュ1本だけでございます」と
丁寧に言った様子がおもしろくて笑いがでました。
その後に口紅の色は何色がいいか聞かれて
湯灌師さんの手の甲に7色くらいサンプルしてあって
その中の真ん中の色があたしが使った事がある色に近かったので
「これがいい」って真ん中を指さしました。
ローズピンクでちょっとパールがあったような気がする。
「これでいかがですか?」と口紅の仕上がりを聞かれて
お兄が「もっと濃い方がいい」と言って色を足していました。
病院でするものなのだと思っていたのですが
悪いと言っているのではないのですが
病院で決められた朱肉のような朱色よりは
みんなで決めた色の方がおばあやんらしくていいなと思いました。
その後は足袋をはかせて脛当てをつけてあげて
タンカーの布だけの様なのもに寝かされていたので
家族で持ち上げて棺桶に入れてあげます。
あたしは頭の方だったのと段差があるトコだったのでコワゴワ慎重になりました。
大仕事を終わったという感じです。
正座をするとおばあやんの顔は見えません。
とうとうお別れが近くなったという気持ちです。
お花をおばあやんの顔の周りにたむけます。
童顔なおばあやんにいっぱいの花。
とってもキレイでした。
火葬は別の場所でしました。
小さくなったおばあやんを連れて元の会館へ戻りました。
お通夜では
おばあやんが務めていたお寺の和尚さんが来てくれました。
やっぱりそうだよねぇ。この和尚さんじゃないとね。よかったなぁ。
『おばあやんおっさん(和尚さん)だよぉ見てるぅ?』とココロの中で声かけました。
するとおばあやんが
「はぁはぁ どぉもどぉも おもっすぁげがねぇすぅ」って言っている顔が頭に浮かびました。
標準語で言うと
「あらぁ ありがとうございます 申し訳がないですぅ」となる。

お料理を食べてお開きとなり
この日も会館でお泊りです。
お姉はベッドが硬くて肩が痛いからと実家へ帰りました。
あたしはまだおばあやんが居る会館に居たいのでもう一泊です。

22日。
お寺へ行って葬儀をします。
まだ式が始まらない時に和尚さんの姿が見えたので
近寄って行ってあいさつをしました。
「おおーよく来たなぁ。今日はおばあやんだな」
「はいっおばあやん。ありがとうございます」これだけ言って立ち去りました。
あたしが小さい頃から見ていた和尚さん。
自分もだケド
和尚さんだいぶ歳を重ねたなぁという印象でした。
葬儀ではいとこの男の子が
おばあやんへお手紙を書いて読み上げてくれました。
あんなにちっちゃかった子がこんな風に考えてたんだなぁと
その時の頃の自分を想いだしたりして懐かしくなりました。
お墓に納骨をしたあとに
その場でお団子を手渡されて食べました。
みんなで食べ始めた時に
びゅおおお~~~っと大きな風が吹いたんです。
その風っておばあやんがやったんじゃないかなぁってあたし思うんだぁ。




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